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WEB媒体の編集部って何やってるの?現役編集者が答えます

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
かず編集長です。

弊社の編集部は、「北海道ファンマガジン」と「マカラボ」の二つのWEBメディアの編集実務を行っています。でも、そもそも編集部の仕事って何なの?って思われる方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、我が編集部が日常業務で何をしているのか掻い摘んで解説したいと思います。

紙媒体と違うWEB媒体制作の業務

紙媒体の場合、例えば出版社では下記3つの部署に大きく分かれることがあります。

●編集部:文字通りコンテンツ内容を企画・制作する
●制作部:実際に書籍にする
●販売部:書籍を販売する(流通させる)

弊社編集部はこのすべてに該当します。
「編集部」で行うコンテンツ制作はもちろん、「制作部」つまりコンテンツを載せるところつまりWEBサーバーやサイトの保守管理。
また、実際に販売するわけではありませんが、コンテンツをSNSで流通させるというところでは「販売部」に類似するところがあります。

弊社編集部の主要な業務

●ネタ集め
●企画立案
●ライター管理
●ライター手配・発注
●出演者管理・手配(モデルタレント)
●カメラマン管理・手配(ライター兼務も)
●デザイナー発注(イラスト・マップなど)
●取材アポ(ライターも)
●経費精算
●入稿確認・校正・校閲
●タイトルライティング
●写真補正・動画編集
●コンテンツ管理(画像動画保管)
●CMS入稿・掲載
●SNS拡散
●掲載拡散スケジュール調整
●読者コミュニティ
●WEBサーバー保守管理
●ドメイン管理
●CMS保守管理(アップデート・プラグイン・タグ含む)
●アクセス解析PDCA
●イベント企画(読者プレゼント含む)
などなど

そのほか広告スポンサーを集める「広告部」という部署を持つ出版社もありますが、それが弊社の「営業部」に該当します。フリーペーパーのような運営形態のメディアですので、広告にかかわる部署は運営面で特に重要な位置を占めます。

話を戻しますと、弊社の編集部は広告を除く広範な業務を担っているわけです。
すべてをここで取り上げることはできませんので、今回は「編集部」にテーマを絞って解説します。

情報集めからすべては始まる

媒体の価値や人気は企画次第です。企画がすべてと思ってもいいほど、その媒体の土台をなします。それで編集者は常にアンテナを張って、運営に関係する情報やネタ、ときにライバル情報をキャッチしなければなりません。

「北海道ファンマガジン」の場合、媒体テーマやコンセプトに沿って北海道各地の旬情報を集めます。集めるというより自然に集まってくるよう、道内各地の役所・役場・観光協会・商工会などの公式Facebookページ・Twitterアカウントをかたっぱしからフォローしています。また、テレビ・ラジオ・観光雑誌・道内の新聞紙をチェックすることを心がけています。

WEB媒体の場合、それに加えてWEB業界の最新情報をチェックすることが求められます。新しいWEBサービス・SNSがはじまったり、SEO対策に必要な新しい指針がGoogleから発表されたり、より読みやすくするために最新のウェブデザイントレンド・ツールに通じておく必要があります。

企画立案

情報を集めたら、それを媒体の特性にあわせて切り口を考えます。ニュース記事の場合はそのまま取材してもよいでしょうが、面白くするにはちょっと切り口を変える必要があります。アイデア勝負なのです。
その方法は改めてご紹介したいと思いますが、この企画の立て方に編集長の個性が出ます。

取材・執筆

アポ取り・取材・撮影・執筆(時に文献調査含む)は依頼したライターが担当しますが、編集部の編集者も担当することがあります。ライターに依頼する場合は予算との兼ね合いも考えます。そういう意味で編集者は全体を把握して指揮して実現に導くプロデューサーといえるでしょう。

WEB媒体では写真撮影に加えて動画収録を含むことがあります。また、企画によってはカメラマンに撮影だけ依頼したり、モデルタレントを起用する場合もあります。
ライター・モデルタレント・カメラマンの募集・面談・請求書整理・経費精算など、細かい業務も編集部が担当しています。

校正・掲載・拡散

ライターから入稿された原稿・写真データをチェックします。誤字脱字のチェックだけでなく、正しい情報かどうかのチェックもできる範囲で行います。北海道ファンマガジンの場合、市区町村名が正しいか、道路番号、距離などの正確性もチェック対象になります。また、編集部規則に従って表現の統一も行います。

タイトルライティングも編集部の仕事です。このために1時間程度費やすこともしばしば。32文字以内に収まるよう幾つもの候補を出して編集部で検討します。A/BテストができるのもWEBならでは。より効果のあるタイトルを確定させます。

画像アップ、画像補正、画像縮小化、画像圧縮化、CMS入稿を経て、掲載となります。掲載後はSNSで一斉に記事の拡散を行います。この拡散用文言を考えるのも編集部の仕事です。

ニュース性のある記事の場合、速報性を大切にするため、取材から拡散まで最短一日で行ってしまうこともあります。
こうした取材・掲載・拡散スケジュールを立てるのも編集者の仕事。北海道ファンマガジンの場合、急ぎの記事を優先するほか、地域・ジャンルなど偏りがないようにできるだけ配慮して掲載していきます。

コンテンツ管理

画像や映像ファイルはすべてとっておきます。北海道ファンマガジンの場合、地域ごとにわけて外付けHDDに保存していきます。そのため膨大な容量になっています! また、テレビ局や出版社から画像や映像を使用させてほしいという打診があるので、そのためにも撮影時の解像度で保存しておきます。

WEBまわりの保守管理

WEB媒体はWEBサーバー・ドメイン・CMSの保守管理が必須です。スマホやPCなどあらゆるデバイスでも見やすいか、表示速度はどうなっているかといったことを常に監視しています。
アクセス解析を見ながら、PV数や検索エンジンからの流入はどうかなどをチェックし、改善が必要と感じたらWEBまわりの修正を行うことも多々あります。また、アクセス集中した時の対処も必要です。
どの記事が人気だったかという統計もすぐ出るので、PDCAをまわすうえでアクセス解析は重要な位置を占めています。

その他の業務

このほかにも、記事広告において営業部との調整・打ち合わせ、クライアント確認用ページの作成、バナー広告掲載システムなどの調整、イベント企画・開催、企画書作成、競合調査、プレスリリース受信確認、取材に伴う各種申請書のやり取りなど、細かい業務があります。それすべてを挙げればここに書ききれないほどです。

今回はWEB編集者の業務の全体像をざざーっと紹介しました。
今後、項目ごとに一つずつ掻い摘んで詳しく解説できればと思っています。

筆者について

かず

かず

北海道リレーション(株)代表取り締まられ役。道内179市町村を制覇した北海道観光マスター認定者として「北海道ファンマガジン」編集長を務めています。兄妹メディア「マカラボ」編集部見守り役もしています。